ひかり電話とは?固定電話との違い・メリット・デメリットを解説
ひかり電話は光回線を使ったIP電話です。価格や音声品質の点で多くの世帯に選ばれています。本記事では、ひかり電話に焦点を当て、加入電話との違い・メリット・デメリットについて解説していきます。「固定電話の契約を検討している」「光回線サービスを探している」といった方はぜひご覧ください。
目次
ひかり電話とは

ひかり電話とは、光回線を利用して音声通話を行うIP電話サービスです。
従来の固定電話のように電話線ではなく、インターネットで利用する光回線を通じて通話を行います。そのため、一般加入電話と同様の品質で利用できるほか、月額基本料金や通話料金を抑えられる場合があります。また、市外局番(03・06など)から始まる固定電話番号を利用でき、多くのサービスでは現在お使いの電話番号を引き継ぐことも可能です。
なお「ひかり電話ネクスト」のように電話機能のみを使えるプランであれば、インターネット(PC・スマホ等)が不要でもひかり電話を利用できる場合があります。
>>光回線とは?その他回線との違い・メリット・向いている人を解説
加入電話との違い
加入電話は、メタル線の電話回線を使用した従来の電話サービスのことを指します。ひかり電話との主な違いは以下の通りです。
- 電源が不要な電話機であれば停電時でも利用可能
- インターネット回線を使用しない
- 通話料がひかり電話より高いケースが多い
NTT東日本・西日本ともに、従来の加入電話(アナログ・メタル回線)の維持は物理的・コスト的に限界を迎えており、実質的に「ひかり電話」などのIP回線への移行を強く促す方針をとっています。
ひかり電話のメリット

ひかり電話のメリットは以下の通りです。
- 通話料が安い(3分あたり8.8円/全国一律)
- 加入電話の番号を引き継げる
- オプションが充実している
それぞれ詳細にみていきましょう。
通話料が安い(3分あたり8.8円/全国一律)
ひかり電話は通話料が低価格なので、加入電話と比較して基本料金や通話料金を安く抑えやすいです。通話料金は全国一律で3分あたり「8.8円」です。固定電話の利用頻度が高いほど、加入電話との料金差を実感しやすいサービスといえるでしょう。
加入電話の番号を引き継げる
ひかり電話では、現在利用中の加入電話の番号を継続して使用できるため、電話番号変更の連絡や各種登録情報の変更が不要で手間がかかりません。ただし、引越しなどで電話番号のエリア(市外局番・番号区画)が変わる場合や、一部対象外の電話サービスをご利用の場合は、引継ぎできない場合があるため注意しましょう。
オプションが充実している
ひかり電話は、「ナンバー・ディスプレイ(着信時に相手の電話番号を表示して発信者を確認できるサービス)」「転送サービス」「迷惑電話拒否サービス」など、追加できるオプションが充実しています。ほかにも、スマートフォンをひかり電話の内線端末として登録し、自宅宛ての着信を外で受ける機能もあります。自身のライフスタイルや家族の要望、ビジネス用途にあわせて必要な機能を追加し、使いやすい電話環境を構築しやすいでしょう。
ひかり電話のデメリット

ひかり電話のデメリットは以下の通りです。
- 災害時や非常時に使用できない場合がある
- 一部の特殊番号や事業者独自サービスへの発信ができない場合がある
- ONUやホームゲートウェイの機器が必要
それぞれ詳細にみていきましょう。
災害時・非常時に使用できない場合がある
ひかり電話は、停電で関連機器(回線終端装置やホームゲートウェイなど)の電源が落ちると通話ができなくなります。災害や落雷などで自宅が停電した瞬間から、ひかり電話の発着信が一切行えません。災害時の連絡手段をひかり電話一本に絞るのは、リスク管理の観点から避けるのが推奨されており、スマートフォンなど別の通信手段を準備しておくことが重要です。
また、火災通報装置や非常通報装置などの通報装置は、回線や機器の仕様により利用できない場合があります。いざという時に困らないように、事前に製造会社へ確認が必要です。ほかにも、110/119/118番へ発信すると、番号通知の設定に関わらず、契約者の住所・氏名・電話番号が警察や消防などの各機関に自動で通知される点も知っておくとよいでしょう。
一部の特殊番号や事業者独自サービスへの発信ができない場合がある
ひかり電話では、一部番号への発信ができません。利用しているサービスや番号によって対応可否が異なるため、契約前に日々の業務や生活に支障がないか確認しておきましょう。ひかり電話の接続可否番号一覧は「接続可否番号一覧|NTT西日本公式」で確認できます。
また、FAX端末(G3モード以外)、警備端末、POS端末、CAT端末(決済端末)、ガス検知端末、レセプト端末を使用している場合は、ひかり電話へ変更すると動作しなくなる可能性があります。ほかにも、電話機の「ACR機能(自動ダイヤル選択)」や「00xx」から始まる付加番号サービスは利用できないため、機能停止や解約が必要です。
ONUやホームゲートウェイの機器が必要
ひかり電話を利用するためには、電話機だけでなく、ONU(光回線終端装置)やホームゲートウェイの機器が必要です。ONUの役割は、自宅に引き込んだ光ファイバーから送信される「光信号」を「デジタル信号」に変換することです。ホームゲートウェイは、光回線と家庭内のネットワーク機器をつなぐための装置です。互換性の観点から主に光回線事業者から提供される機器を使用する必要があり、レンタルで利用できます。
ひかり電話まとめ
従来の加入電話よりも契約者数が多くなったひかり電話。加入電話よりも費用が安くなりやすい点や、選べるオプションが豊富な点が魅力です。光回線サービスの多くがオプションとしてひかり電話を提供しているので、既に光回線を利用している方や、固定電話の契約を検討している方は、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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