食洗機の掃除方法を解説!汚れ別の手順と長持ちさせるコツ
食洗機の汚れやにおいが気になっていても、「どこまで掃除すればよいのかわからない」と悩む方は多いのではないでしょうか。
この記事では、汚れの種類に合った掃除方法や洗浄剤の選び方、日頃のお手入れ方法を解説します。食洗機を清潔に保ち、故障リスクや掃除の手間を減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
放置すると危険?食洗機が汚れる原因と起こりうるトラブル

食洗機は食器を洗うための機器ですが、使うたびに庫内へ残菜や水垢、油汚れ、石けんカスなどが少しずつ付着します。
これらの汚れは、食べかすの残留、水道水に含まれるミネラル分、食器に残った油分、洗剤成分など、発生する原因がそれぞれ異なります。
掃除をせずに放置すると、庫内の異臭やぬめり、カビが発生しやすくなるほか、フィルターや噴射口が詰まり、洗浄力の低下や排水不良を招くこともあります。
さらに、汚れによる負担が続けば、異音やエラー表示、故障につながる可能性もあります。
まずは、食洗機にたまりやすい汚れの種類と発生メカニズムを確認し、続いて放置した場合に起こりうるトラブルを見ていきましょう。
汚れの種類と発生メカニズム
食洗機にたまりやすい汚れは、主に残菜・水垢・油汚れ・石けんカスの4種類です。
それぞれ発生する原因や見た目、付着しやすい場所が異なります。汚れの特徴を確認してから、適切な方法でお手入れしましょう。
| 汚れの種類 | 原因・特徴・主な発生箇所 |
|---|---|
| 残菜 | 原因:食器に残ったご飯粒、野菜くず、魚の骨などの食べ物の残りカスです。 特徴:水分や油分を含んだまま残ると、異臭やぬめりの原因になります。 主な発生箇所:残菜フィルター、ヒーター格納部 |
| 水垢 | 原因:水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が残ることで発生します。 特徴:白い粉やウロコ状になり、庫内が白く曇って見えることがあります。 主な発生箇所:庫内全体、扉のふち |
| 油汚れ | 原因:肉料理、揚げ物、カレーなどが付着した食器から、油分が庫内へ流れだすことで発生します。 特徴:べたつきがあり、時間がたつと茶色や黒色のタール状になることがあります。 主な発生箇所:ヒーターカバー、庫内、扉周辺 |
| 石けんカス | 原因:油分、水道水のミネラル分、洗浄の残りなどが混ざり合うことで発生します。 特徴:白っぽく固着したり、ぬめりのある汚れになったりします。 主な発生箇所:庫内全体、フィルター周辺 |
食洗機は、高温の洗浄水と食洗機専用洗剤を使用するため、一般的にはカビが繁殖しにくい環境です。
ただし、高温洗浄や専用洗剤だけでカビを完全に防げるわけではありません。洗浄後に残菜や油汚れ、水分が残ると、残菜フィルターや扉のパッキンなどにカビが発生する可能性があります。
使用後は残菜を取り除き、乾燥工程を完了させるなど、庫内に汚れと水分を残さないようにしましょう。
汚れが引き起こす機能低下と故障リスク
食洗機の汚れを放置すると、異臭やぬめりだけでなく、洗浄や排水に係る部品へ負担がかかることがあります。
特に残菜フィルターや回転ノズルの汚れが詰まりやすいため、定期的な確認が必要です。
- 残菜フィルターの目詰まり
残菜フィルターに食べかすや油汚れがたまると、洗浄水や排水が通りにくくなります。
汚れた水が十分に循環・排水されず、食器に汚れが残ったり、洗い上がりが悪くなったりする可能性があります。
排水に時間がかかる、運転後も庫内に水が残るといった症状が現れることもあります。 - 回転ノズルの噴射口の詰まり
回転ノズルの噴射口に細かな残菜や水垢が詰まると、噴射される洗浄水の量が減ることがあります。
水が食器全体へ届きにくくなり、洗浄ムラや洗剤残りにつながります。
また、回転ノズルが正常に動かないと、食器やかごに接触して異音が発生する場合もあります。 - 異臭・ぬめりの発生
残菜や油汚れ、石けんカスが湿った状態で残ると、雑菌が繁殖して異臭やぬめりが発生することがあります。
特に残菜フィルター、扉のふち、パッキン周辺は、汚れや水分が残りやすい場所です。
そのまま放置すると、カビが発生する可能性があります。 - 水漏れやエラー表示につながる可能性
扉のパッキンやふちに汚れが固着すると、扉が正常に閉まりにくくなり、水漏れにつながるおそれがあります。
また、フィルターや排水経路の詰まりによって給水・排水が正常に行われない場合は、エラー表示が繰り返し出ることもあります。
掃除をしても水漏れ、異音、排水不良、エラー表示が改善しない場合は、使用を中止してください。
自分で本体を分解せず、メーカーや販売店へ問い合わせましょう。
【頻度別】食洗機の正しい掃除方法とお手入れ手順

ビルトイン型食洗機を清潔に保つには、汚れが目立ってからまとめて掃除するのではなく、毎日・週1回・月1回を目安にお手入れを分けることが大切です。
毎日は残菜フィルターと庫内の乾燥、週1回は回転ノズルなどの部品、月1回は庫内全体を中心に掃除します。
ただし、取り外せる部品や使用できる洗浄剤、推奨される清掃頻度は機種によって異なります。掃除を始める前に、必ず取扱説明書を確認してください。
以降では、一般的なビルトイン型食洗機のお手入れの方法を紹介します。運転終了直後はヒーターや庫内が熱くなっているため、電源を切り、十分に冷めてから作業しましょう。また、取扱説明書に記載されていない分解や洗浄は行わないでください。
毎日の使用後に行う基本ケア
使用後に毎日行いたいのは、残菜フィルターの清掃と庫内の乾燥です。残菜や水分を長時間残さないことで、異臭やぬめりを抑え、食洗機を清潔に保ちやすくなります。
【残菜フィルターを掃除する】
残菜フィルターには、運転中に食器から落ちたご飯粒や野菜くずなどが集まります。汚れを放置すると、フィルターの目詰まりや異臭、ぬめりにつながるため、次の手順でお手入れしましょう。
- フィルターを取り外す
庫内が十分に冷めてから、取扱説明書に従って取り外します。 - ゴミを捨てる
ご飯粒、野菜くず、魚の骨などの残菜を取り除きます。 - 水でよくすすぐ
フィルターの表面と裏面に水を流し、網目の汚れを洗い落とします。 - 汚れが残る場合は歯ブラシでこすり洗いをする
柔らかい歯ブラシを使い、網目を傷めないように優しくこすります。 - 取り付け直す
フィルターが浮いたりずれたりしないよう、元の位置へ確実に取り付けます。
フィルターが正しく取り付けられていないと、残菜が庫内や排水経路へ流れ込む可能性があります。清掃後は、取り付け位置を確認してください。
【庫内を乾燥させる】
運転後の庫内に水分が長く残ると、異臭やぬめり、カビの原因になることがあります。
乾燥機能を使っている場合は、可能な限り運転を最後まで完了させましょう。乾燥運転を途中で中断すると、庫内や扉周辺に水分が残りやすくなります。
乾燥機能を使用しない場合は、取扱説明書で認められている範囲で扉を少し開け、湿気を逃がします。
小さな子どもやペットがいる家庭では、空いた扉への接触や、庫内の高温部分に触れないよう注意してください。
週1回実施するパーツ別清掃
週に1回を目安に、回転ノズルや排水カバーなどを確認します。ただし、排水カバーや回転ノズルを利用者が取り外せない機種もあります。取扱説明書に清掃方法が記載されている部品だけをお手入れしてください。
【スプレーアームを清掃する】
スプレーアームは回転ノズルとも呼ばれ、噴射口から洗浄水を出して食器を洗う部品です。噴射口や軸受けに残菜や水垢が詰まると、水の出が悪くなったり、正常に回転しなくなったりする可能性があります。
- スプレーアームを取り外す
取扱説明書に従ってロックを外し、スプレーアームを取り外します。 - 水道水でよく洗う
噴射口や軸受けに付いた残菜や水垢を、水道水でよく洗い流します。 - ノズルや軸受けの詰まりを取り除く
つまようじなど先の細いもので、噴射口や軸受けに詰まった汚れをやさしく取り除きます。 - 取り付け直す
手でスムーズに回転するか確認してから、元の位置へ確実に取り付け直します。
【排水カバー・排水ポンプ周辺のお手入れ】
続いて、排水カバーや排水ポンプ周辺にたまった水やゴミを取り除きましょう。
- たまり水をスポンジで吸い取る
庫内底部の水を、清潔なスポンジや柔らかい布で少しずつ吸い取ります。 - 排水カバーを取り外す
取扱説明書に従ってロックを解除し、カバーを外します。 - ゴミを取り除く
残菜やぬめりを取り除き、カバーを水洗いします。 - 排水カバーを再固定する
浮きやずれがないよう元の位置へ戻し、確実に固定します。
排水ポンプ本体は、利用者による分解が認められていない場合があります。ポンプを取り外したり、手が届かない場所へ機器を差し込んだりしないでください。
機種によっては、「お手入れ」「庫内洗浄」「念入り」などの運転モードも利用できます。使用できる洗剤とコースを取扱説明書で確認し、部品の清掃と組み合わせましょう。
月1回行う庫内クリーニング
月に1回を目安に、取り外せる部品と庫内全体を掃除します。実際の所要時間は、使用する運転コースや汚れの程度によって異なります。異臭やべたつきが気になる場合は、1か月を待たずにお手入れしてください。
【月1回の庫内クリーニング手順】
- 電源を切る
運転を停止し、ヒーターや庫内が十分に冷めるまで待ちます。 - 取り外せるパーツを外す
食器かご、残菜フィルター、回転ノズルなど、取扱説明書で取り外し可能とされている部品だけを外します。 - パーツをシンクで水洗いする
柔らかいスポンジで汚れを落とします。台所用中性洗剤を使用できる部品は、洗剤が残らないよう十分にすすいでください。 - 庫内を拭き掃除する
水でぬらして固く絞った柔らかい布やスポンジで、庫内の四隅、扉のふち、パッキン周辺を拭きます。 - パーツを取り付け直す
回転ノズルが滑らかに動き、残菜フィルターが浮いていないことを確認します。 - 食器を入れず空運転する
食洗機専用洗剤またはメーカー指定の庫内クリーナーを使用し、指定されたコースで試運転します。 - すすぎと乾燥を完了させる
運転終了後に汚れや水分が残っていないか確認し、乾燥工程を最後まで行います。
手洗い用の台所用液体洗剤は、庫内へ直接入れてはいけません。大量の泡が発生し、水漏れセンサーの作動や回転ノズルの不具合、故障につながる可能性があります。
【酸素系漂白剤を使用する場合】
酸素系漂白剤を薄めて庫内を拭く方法が紹介されることもありますが、すべての機種に使えるわけではありません。
メーカーによっては、漂白剤が部品の変色や腐食、故障の原因になるとして使用を認めていません。取扱説明書に使用可能な種類、方法が明記されている場合に限って使用してください。
使用可否が確認できない場合は、酸素系漂白剤を使わず、水拭きとメーカー指定の庫内クリーナーによる空運転を行いましょう。使用できる洗浄剤はメーカーや製品で異なるため、取扱説明書の確認が必要です。
【水垢が気になる場合】
庫内全体に白い水垢が広がっている場合は、クエン酸を使って空運転できる機種もあります。
例えば、三菱電機ではクエン酸を大さじ約2~3杯、または市販の洗浄槽クリーナーを入れ、念入りコースで空運転する方法が紹介されています。ただし、クエン酸は推奨していない機種もあるため、取扱説明書を優先してください。
【汚れの種類別】食洗機の効果的な洗浄剤の選び方

食洗機の掃除では、汚れの性質に合った洗浄剤を選ぶことが大切です。
白い水垢や目立つう汚れにはクエン酸、べたつく油汚れには食洗機用洗剤や庫内クリーナーが候補になります。一方で、台所用液体洗剤や重曹、漂白剤などは、機種や使い方によって泡立ち、詰まり、部品の劣化を招くおそれがあります。
「家庭で使える洗浄剤だから、食洗機にも使える」とは限りません。少し便利そうに見えても、故障してしまえば掃除どころではありませんよね。
ここでは、汚れ別に適した洗浄剤と基本的な使い方、避けたい洗浄剤、誤って使用した場合の対処法を解説します。作業前には必ず取扱説明書を確認し、使用量や投入場所、運転コースなど、メーカーが指定する方法を優先してください。
水垢・ミネラル汚れにはクエン酸が有効
水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が残り、白く固まった汚れです。水垢にはクエン酸を使った庫内洗浄を案内しているメーカーもあります。
ただし、クエン酸の使用可否や投入量、投入場所、使用するコースは機種によって異なります。取扱説明書に記載がない場合は、自己判断で使用しないようにしましょう。
【クエン酸を使った基本的な掃除手順】
- 食器や調理機器をすべて取り出す
- 残菜フィルターを掃除する
- 取扱説明書で指定された量のクエン酸を入れる
- 「庫内洗浄」「念入り」などの指定コースで空運転する
- 運転後に汚れやクエン酸が残っていないか確認する
機種によっては、洗剤投入口ではなく庫内へ直接入れる場合があります。「顆粒1杯」などの表現では製品ごとに量が変わるため、取扱説明書に記載された投入量と場所を守ってください。
クエン酸と塩素系漂白剤は、絶対に混ぜてはいけません。有毒なガスが発生するおそれがあります。
また、粉末が目に入らないよう静かに扱い、目に入った場合はこすらず流水で洗い流し、製品表示に従ってください。
油汚れには専用クリーナーか酸素系漂白剤が適切
庫内のべたつきや茶色い油汚れには、食洗機専用洗剤またはメーカー指定の庫内クリーナーを使用します。
頑固な油汚れには、食洗機用洗剤を通常の2倍量入れ、「お手入れ」「念入り」などのコースで空運転する方法を案内しているメーカーもあります。ただし、投入量と対応コースは機種によって異なるため、メーカーの指定がある場合に限って行いましょう。
【頑固な油汚れを落とす手順】
- 庫内から食器や調理器具を取り出す
- 残菜フィルターのゴミを取り除く
- 指定量の食洗機専用洗剤を入れる
- 指定された強力・念入り・庫内洗浄コースで空運転する
- 残った汚れを、固く絞った柔らかい布で拭き取る
【純正品と市販クリーナーの選び方】
メーカー純正の庫内クリーナーは、対応機種や使用量、運転コースが明確に案内されている点が特徴です。
市販の食洗機用クリーナーは、複数メーカーへの対応をうたう商品もあります。ただし、すべてのビルトイン型食洗機に対応しているとは限りません。
購入前に、次の点を確認しましょう。
- 自宅の食洗機のメーカー・型番に対応しているか
- 酸素系漂白剤や塩素系漂白剤など、使用できない成分が含まれていないか
- 対応する運転コースや使用量が具体的に記載されているか
酸素系漂白剤は、油汚れや着色汚れに使用されることがあります。ただし、漂白剤を使用できない食洗機もあるため、台所用洗剤の代わりとして自己判断で使用しないでください。
使ってはいけない洗浄剤と代替策
食洗機には、強い水流でも泡立ちにくい食洗機専用洗剤を使用します。
手洗い用洗剤や、対応していない家庭用洗浄剤を入れると、大量の泡や成分の固着によって正常に運転できなくなる可能性があるため注意しましょう。
【使用NG・要確認の洗浄剤と使用した場合の主なリスク】
- 台所用液体洗剤
└大量の泡が発生し、給排水の繰り返し、水漏れセンサーの作動、回転ノズルの不具合、水漏れ、故障につながる可能性があります。 - 重曹
└対応していない機種では、溶け残りや固着によってノズルや配管が詰まり、動作不良の原因になる可能性があります。 - オキシクリーンなどの酸素系漂白剤
└漂白剤の使用を認めていない機種では、部品の腐食、変色、故障につながる可能性があります。 - 塩素系漂白剤
└金属部品やパッキンを傷める可能性があります。クエン酸などの酸性洗浄剤と混ざると、有毒なガスが発生するおそれがあります。
重曹については、専用コースを搭載した機種もあるため、すべての食洗機で一律に使用禁止とはいえません。使用方法が取扱説明書に記載された機種に限って使用しましょう。
使用できるか判断できない場合は、次の方法で代用します。
- 食洗機専用洗剤、または使用可能な酸素系漂白剤を規定量入れる
- 「お手入れ」「念入り」など、庫内洗浄向けのコースで空運転する
- 運転後に汚れやにおいが残っていないか確認する
【台所用液体洗剤を誤って使用した場合】
台所用液体洗剤を誤って入れた場合は、運転を停止してください。
例えばパナソニックでは、一部のビルトイン型食洗機について、1時間以上放置したあと、洗剤を入れずに「スピーディ」または「少量」コースを2~3回運転する方法を案内しています。ただし、機種によって排水方法や運転コースが異なるため、必ず取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。
水漏れやエラー表示がある場合は、運転を再開せず、メーカーや販売店へ問い合わせましょう。
食洗機を長持ちさせる日常の使い方のポイント

食洗機を長く清潔に使うには、汚れてから掃除するだけでなく、日頃から汚れや負担を増やさない使い方を意識することが大切です。
食べ残しや多量の油分が付いたまま運転すると、残菜フィルターや回転ノズル、排水経路に汚れがたまりやすくなります。また、食器を重ねたり、長い調理器具を無理に入れたりすると、洗浄ムラやノズルとの接触を招くことがあります。
食洗機に対応していない食器や調理器具は、変形や変色、破損の原因になるだけでなく、破片や小物が庫内の部品へ入り込むおそれもあります。
ここでは、予洗いの方法、食器を正しくセットするポイント、洗えないものの見分け方、長期間使わない場合や久しぶりに使用する際の注意点を順番に解説します。
食器のセット方法と予洗いの重要性
食器を入れる前に、固形物やこびり付き、油汚れを取り除いておくと、残菜フィルターや排水経路へ汚れがたまりにくくなります。
ただし、手洗い用の台所用洗剤で予洗いすると、食器に残った洗剤が庫内で大量に泡立つことがあります。水やキッチンペーパーを使い、台所用洗剤が付いた場合は十分にすすいでください。
【食器を入れる前の予洗い手順】
- 固形物を取り除く
ご飯粒、野菜くず、魚の骨、つまようじなどを取り除き、三角コーナーやごみ箱へ捨てます。 - 油汚れを拭き取る
カレー、揚げ物、炒め物などの油分を、キッチンペーパーで軽く拭き取ります。 - 細かな残りを水で流す
細かな食材や乾燥した汚れを水洗いします。こびり付いた汚れは、水へ浸して柔らかくしておきましょう。 - 食洗機へ入れる
大きな汚れが取れたことを確認し、食器同士が重ならないようにセットします。
【食器を正しくセットするポイント】
- 汚れた面を内側へ向ける
茶碗や皿の汚れた面を、回転ノズルから出る洗浄水が当たりやすい方向へ向けます。 - 食器同士を重ねない
重なった部分には水が届きにくいため、適度な間隔を空けます。 - 少し傾けてセットする
茶碗、コップ、保存容器などは、底に水がたまらないよう傾けます。 - 箸やスプーンは指定されて向きで入れる
小物入れから落下しないようにします。先端の向きは機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。 - 長い調理器具をはみ出さない
菜箸、おたま、フライ返しなどが回転ノズルに当たらないようにセットします。
セット後は、回転ノズルを手で軽く回し、食器や調理器具に触れないことを確認しましょう。
食洗機で洗えない食器・調理器具の回避
食洗機では、高温の洗浄水や強い水流、食洗機専用洗剤を使用します。
対応していない食器や調理器具を入れると、変形や変色、ひび割れが起こるほか、破片や軽い小物が回転ノズルへ入り込み、故障につながる可能性があるため注意しましょう。
| 種類 | 具体例 | 洗えない理由・リスク |
|---|---|---|
| 強化ガラス製品 | 強化ガラス製のコップ、皿 | 表面の傷や急激な温度変化などにより、運転中や取り出す際に破損するおそれがあります。 |
| ひびや割れのある食器 | ひび入りの茶碗、カットグラス、貫入食器 | 高温や水圧によってひびが広がり、割れる可能性があります。 |
| 木製・天然素材製品 | 木製の食器やまな板、竹・藤製品 | 高温と乾燥によって、変色、変形、ひび割れが起こる可能性があります。 |
| 漆塗り・装飾付き食器 | 漆塗りの椀や皿、金箔・金彩付き食器 | 漆や装飾部分が傷み、剥がれるおそれがあります。 |
| 耐熱性の低いプラスチック製品 | 耐熱温度が低い、または耐熱表示のないプラスチック製品 | 高温によって変形、変色、溶解する可能性があります。 |
| フッ素コートが剥がれた調理器具 | フッ素樹脂加工が傷んだフライパンや鍋 | 洗浄水や洗剤によって、コーティングの剥がれが進む可能性があります。 |
| 一部の金属製品 | 銀・銅・アルミ製の食器、鉄製品 | 銀・銅・アルミは変色し、鉄製品はさびが発生する可能性があります。 |
| 軽量プラスチック製品など | プラスチック製スプーン、発泡スチロール容器、ふきん、スポンジ | 水圧で飛ばされ、ヒーター部分へ落下したり、回転ノズルへ絡まったりするおそれがあります。 |
| 口の小さい容器類 | 瓶、とっくり、細口の容器 | 内部まで洗浄水が届きにくく、十分に洗えません。回転ノズルへ接触する可能性もあります。 |
実際に洗えるかどうかは、食器や調理器具の「食洗機対応」表示と、食洗機の取扱説明書を確認してください。
食器が庫内で割れた場合は運転を中止し、十分に冷めてから破片を取り除きます。破片が内部へ入り込んだ可能性がある場合は、自分で分解せず、メーカーや販売店へ問い合わせましょう。
長期不使用・久しぶり使用時のトラブル防止策
旅行や出張などで食洗機を使わない期間が続く場合は、庫内に食器や残菜、水分を残さないことが大切です。
特にビルトイン型食洗機では、長期間使用しない場合の止水栓や電源の扱いが機種によって異なります。使用を休止する前に、取扱説明書を確認してください。
【久しぶりに使用する場合】
長期間使用しなかった食洗機は、いきなり食器を入れず、次の順番で状態を確認しましょう。
- 止水栓と電源を元の状態へ戻す
- 残菜フィルター、回転ノズル、扉のパッキンを点検する
- 残菜フィルターを水洗いして取り付け直す
- メーカー指定の庫内クリーナーや洗剤で空運転する
- 給水、排水、運転音、水漏れ、エラー表示の有無を確認する
白い水垢が気になる場合は、クエン酸を使って空運転できる機種もあります。ただし、クエン酸の使用が取扱説明書に明記されている場合に限ってください。
久しぶりの運転で水漏れ、異音、給排水不良、エラー表示が発生した場合は、使用を中止し、メーカーや販売店へ問い合わせましょう。
食洗機の掃除で迷ったら東邦ガスのハウスクリーニングへ
食洗機を定期的にお手入れしていても、庫内のにおいや洗い残しが改善しないことがあります。また、コンロやシンク、壁面など、キッチン全体に油汚れや水垢が広がると、自分ですべて掃除するのは大変です。そんなときの選択肢のひとつが、東邦ガスのハウスクリーニングです。
東邦ガスのキッチンクリーニングの清掃対象は、ガス台またはIH、五徳、魚焼きグリル、戸棚やキャビネットの表面、シンク、蛇口、キッチン壁面などです。専用の洗剤や道具を使い、日常のお手入れでは落としにくい油汚れや水垢を、東邦ガスの基準を満たしたスタッフが清掃します。
食洗機内部については、オプションの「食洗機クリーニング」をご用意しています。食洗機を内部から洗浄し、においや洗い残しの原因となる汚れを除去するサービスで、キッチンクリーニングに+5,000円(税込)で追加対応可能です。
※料金や対象機種、作業範囲、申込条件は変更される場合があります。利用前に東邦ガスの公式ページで最新情報を確認してください。
食洗機だけでなく、コンロ周りやシンク、排水口などの汚れも気になる場合は、キッチンクリーニングと食洗機クリーニングを組み合わせるとよいでしょう。日頃のケアでは手が届きにくい部分まで、清潔に保ちやすくなります。
なお、水漏れ、異音、エラー表示、給排水不良などがある場合は、掃除ではなく修理が必要な可能性があります。ハウスクリーニングでは修理できないため、使用を中止し、食洗機のメーカーや販売店へお問い合わせください。