エアコンが安い時期はいつ?買い替えタイミングと2027年問題を解説
エアコンは、安い時期に買えば必ず得をするとは限りません。本体価格が安くても、設置工事が混み合う時期を選ぶと、必要なタイミングで使えない可能性があるためです。
この記事では、エアコンが安くなりやすい時期やモデルチェンジのタイミング、工事予約の注意点を解説します。さらに、2027年の省エネ基準強化による影響や、買い替え前に確認したい故障サイン、補助金の活用方法も紹介します。
「いつ買えばいいのか」「今のエアコンは買い替えるべきか」で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
エアコンの価格が変動する仕組みと安くなる理由

エアコンの価格は年間を通じて一定ではなく、時期によって変動します。価格が変わる主な理由は、「需要と供給のバランス」「メーカーによるモデルチェンジ」「小売店の在庫状況」の3つです。
エアコンをおトクに買い替えるには、安い月だけでなく、なぜ価格差が生まれるのかを知っておくことが大切です。仕組みを理解しておけば、セールや型落ち品のタイミングを逃しにくくなります。
需要の繁閑で価格が上下する
エアコンの価格は、季節ごとの需要の多さに大きく左右されます。
6~8月は冷房需要が高まり、本体価格が下がりにくい時期です。購入が集中するため、設置工事の予約も取りにくくなり、注文から設置まで時間がかかる場合があります。
一方、夏のピークを過ぎた9~10月や、需要が落ち着く冬から春にかけては、価格が見直されやすい時期です。工事予約も比較的取りやすく、希望日に近い日程で調整しやすい点がメリットです。
【繁忙期購入と閑散期購入のトレードオフ】
-
繁忙期(夏・冬)
└メリット:必要になったタイミングで購入を検討できる
└デメリット:価格が高止まりしやすい、工事予約が取りにくい、在庫切れの可能性がある -
閑散期(春・秋)
└メリット:価格が下がりやすい、工事予約が取りやすい
└デメリット:計画的な準備が必要、最新モデルと型落ち品の比較が必要
急な故障で「今すぐ必要」な場合は繁忙期に買わざるを得ないこともありますが、家計を優先するなら、需要が落ち着く時期に計画的な購入を検討するのがおすすめです。
モデルチェンジで型落ち品が値下がりする
エアコンは多くのメーカーで定期的にモデルチェンジが行われます。新モデルが発売されると、旧モデルは型落ち品として価格が見直されることがあります。
最新機能に強いこだわりがない場合は、型落ち品を選ぶことで購入費用を抑えやすくなります。ただし、モデルチェンジの時期はメーカーやグレードによって異なるため、狙っている機種の発売時期を確認しておきましょう。
【グレード別 モデルチェンジ時期と購入タイミングの目安】
グレード
新モデル発売時期
価格が下がりやすい時期
値下げ幅の目安
上位機種(高機能モデル)
10〜11月
9〜10月
20〜30%程度
標準機種
2〜4月
2〜3月
15〜25%程度
下位機種(シンプルモデル)
2〜4月
2〜3月
10〜20%程度
※モデルチェンジの時期や価格の変動は、メーカー・機種・店舗・在庫状況によって異なります。
3月は年度末の決算セールと重なりやすく、標準機種や下位機種の型落ち品を比較しやすい時期です。狙っている機種がどのグレードに該当するかを確認し、複数の店舗で価格や工事費込みの総額を比べて検討しましょう。
エアコンが安い時期カレンダー

エアコンが安くなりやすい時期や工事予約の取りやすさは、月によって大きく異なります。以下の表では、年間の価格傾向と設置環境の目安とをまとめています。
ただし、実際の価格や工事の混雑状況は、地域・店舗・機種・在庫状況によって変わります。購入前には、複数の販売店で価格や工事日程を確認しましょう。
時期
価格水準
工事予約
おすすめ度
特徴
1月
中〜低
取りやすい
○
年末年始セール終了後・閑散期へ移行
2〜3月
低
取りやすい
◎
標準機種の型落ちセール・決算セール期間
4〜5月
中
取りやすい
◎
早期取付セール・夏前の余裕ある設置が可能
6〜8月
高
取りにくい
△
夏の繁忙期・価格高止まり・工事混雑
9〜10月
中〜低
取りやすい
◎
上位機種の型落ちセール・秋の決算期
11〜12月
中
取りやすい
○
年末年始セール・ポイント還元率が高い時期
エアコンを賢く購入するためには、本体価格の安さだけでなく、工事予約の取りやすさも同時に検討することが大切です。いくら安く購入できたとしても、夏の繁忙期に重なると、設置工事までに時間がかかる場合があるためです。
比較的安く買える2〜3月を活かす方法
2~3月は、標準機種や下位機種の型落ち品が出やすく、年度末の決算セールとも重なりやすい時期です。この時期はエアコン需要が比較的落ち着いているため、工事予約を取りやすい点もメリットです。
おトクに購入したい場合は、早めに候補機種を決め、複数の店舗で見積もりを取りましょう。他店の価格や工事費込みの総額を比較すると、購入判断がしやすくなります。
夏前の4〜5月購入が工事・価格のバランス面でおすすめ
4~5月は、夏の繁忙期前に設置を済ませやすい時期です。本格的な暑さが始まる前に購入・設置できるため、工事予約の混雑を避けやすい点がメリットです。
店舗によっては早期取付セールを実施している場合もあります。価格だけでなく、工事日程や追加工事費も含めて比較すると、失敗しにくくなります。
9〜10月に上位機種の型落ちを狙う方法
高機能な上位機種を安く購入したい場合は、9~10月も候補になります。上位機種は秋に新モデルが発売されることがあり、その前後で旧モデルの価格が見直される場合があります。
最新機能にこだわらない場合、型落ちの上位機種は、省エネ性能や便利な機能を備えたモデルを比較的おトクに選べる選択肢です。在庫がなくなると選べる機種が限られるため、気になるモデルがある場合は早めに確認しましょう。
エアコンをさらに安く買うための方法

エアコンをおトクに購入するには、価格が下がりやすい時期を狙うだけでなく、補助金制度や価格交渉、複数台のまとめ買いを活用する方法もあります。
これらを組み合わせることで、本体価格だけでなく、工事費やキャンペーン特典を含めた総額を抑えやすくなります。
国・自治体の補助金・助成金制度の活用
国や自治体では、省エネ性能の高い家電への買い替えや、住宅の省エネ化を支援する制度が実施されることがあります。エアコンの購入や買い替えが対象になる場合もありますが、制度ごとに対象機種・申請条件・予算上限・実施期間が異なります。
購入前には、必ず国やお住まいの自治体の公式情報を確認しましょう。
-
住宅省エネキャンペーン(国)
└対象:断熱リフォームとの組み合わせが必要
└補助額の目安:40〜100万円(リフォーム込み) -
名古屋市省エネ家電買い換えキャンペーン(名古屋市)
└対象:省エネ性能の高いエアコンへの買い替え
└補助額の目安:1~2万円 -
東京ゼロエミポイント(東京都)
└対象:省エネ性能の高いエアコンへの買い替え
└補助額の目安:最大23,000〜80,000円相当のポイント -
その他自治体独自制度
└対象:省エネ基準達成率の高い機種
└補助額の目安:数万円程度(自治体により異なる)
参考:住宅省エネ2026キャンペーン、名古屋市省エネ家電買い換えキャンペーン2026、東京ゼロエミポイント
※補助金・助成金制度は、対象機種・申請条件・予算上限・実施機関が制度ごとに異なります。予算上限に達した場合、期間内でも受付を終了することがあります。購入前に必ず公式情報をご確認ください。
※住宅省エネキャンペーンは、住宅の省エネリフォームなどを対象とする制度です。エアコン単体の購入補助ではない場合があるため、対象工事や申請条件をご確認ください。
複数台まとめ買いと価格交渉
一度に複数のエアコンを購入したり、店頭で価格交渉を行ったりすることも、支払額を抑えるための方法です。
-
2台以上の同時購入(まとめ買い)
家族が集まるリビングと子ども部屋など、複数台を同時に購入することで、まとめ買い割引の交渉がしやすくなります。本体代金だけでなく、設置工事のセット割引が期待できるケースもあるため、買い替えが必要な部屋を事前に把握し、まとめて依頼すると効率的です。 -
店頭での価格交渉
家電量販店などで購入する際は、あらかじめ複数の店舗やネットショッピングの価格を調査しておきましょう。他店の見積もりを具体的な根拠として提示することで、値引きや特典の進呈を相談しやすくなります。 -
メーカーキャッシュバックキャンペーンの活用
特定の時期に2台以上を同時に購入すると、メーカー独自のキャンペーンが実施されることがあります。購入を決定する前に、各メーカーの公式Webサイトや量販店のチラシをチェックし、併用できるキャンペーンがないか確認しましょう。
エアコンの買い替えを検討すべきタイミング

「エアコンを安い時期に買いたいけれど、今の機種がまだ動くので迷う」という方は多いはずです。
しかし、完全に故障してから購入を検討すると、繁忙期で価格が高止まりしやすい時期に重なったり、設置工事の予約が取りにくくなったりする場合があります。
安い時期のセールや型落ち品を比較しやすくするためにも、使用年数や不具合の有無を確認し、早めに買い替えの目安を把握しておきましょう。
エアコンの寿命と使用年数別の判断目安
エアコンの設計上の標準使用期間は約10年とされています。使用環境やメンテナンス状況にもよりますが、10年を超えると故障のリスクが高まります。
また、多くのメーカーの部品保有期間が過ぎると、修理部品の入手が難しくなり、故障しても修理できない場合があります。
<使用年数別の推奨アクション>
- 5年未満…不具合がなければ基本的に継続使用。クリーニングで性能回復を優先
- 5〜8年…不具合があればまず修理・クリーニングを検討。問題なければ継続使用
- 10〜15年…故障リスクが高まる。修理費が高額なら買い替えを検討
- 15年以上…耐久年数超過の可能性。買い替えを強く推奨
買い替えを急ぐべき故障・不具合のサイン
以下のような不具合がある場合は、安い時期を待たずに点検や買い替えを検討しましょう。
特に、焦げ臭いニオイがする、漏電ブレーカーが頻繁に落ちるといった症状がある場合は、火災や感電などの事故につながるおそれがあります。すぐに使用を中止し、専門業者へ相談してください。
不具合の内容
緊急度
買い替えを検討すべき目安
冷暖房の効きが明らかに悪い
中
使用年数10年超・クリーニング後も改善しない場合
異音がする(ガタガタ・カタカタ)
中〜高
修理見積もりが本体価格の半額を超える場合
水漏れが起きている
中
繰り返し発生する場合・使用年数10年超
異臭(焦げ臭・カビ臭)がする
高
焦げ臭は即使用中止・使用年数10年超
漏電ブレーカーが頻繁に落ちる
最高
即使用中止・専門業者への相談が必須
電気代が以前より大幅に増えた
低〜中
使用年数10年超・最新省エネモデルとのコスト比較で判断
冷暖房の効き・カビ臭が気になるときに試すこと
使用年数がそれほど長くないにもかかわらず、「冷房の効きが悪い」「カビのようなニオイが気になる」といった不具合がある場合は、買い替えの前にエアコンクリーニングを検討する方法もあります。
汚れやカビが原因の場合は、クリーニングによってニオイや効きの悪さが改善する場合があります。作業前後に運転確認を行うサービスであれば、点検を兼ねて状態を確認しやすい点もメリットです。
2027年省エネ基準強化がエアコンの買い時に与える影響

2027年度から、家庭用エアコンの新たな省エネ基準がスタートします。これにより、省エネ性能の高いモデルへの切り替えが進み、低価格帯モデルの減少や本体価格の上昇が起こる可能性があります。
この動きは「エアコンの2027年問題」と呼ばれることがあります。これから買い替えを検討している方は、通常のセール時期だけでなく、省エネ基準の切り替え時期も踏まえて購入タイミングを考えることが大切です。
新基準以降に伴う市場の見通り
2027年の省エネ基準強化により、エアコン市場では次のような変化が起こる可能性があります。
-
低価格帯モデルが減る可能性がある
新基準への対応が進むことで、現在販売されている低価格帯モデルの一部は、販売終了や仕様変更となる可能性があります。 -
本体価格が上がる可能性がある
省エネ性能を高めるために、部品や制御機能の見直しが必要になる場合があります。その影響で、一部モデルでは本体価格が上がる可能性があります。 -
在庫不足や工事混雑が起こる可能性がある
値上がり前に購入したい人が増えると、人気機種の在庫が少なくなったり、工事予約が取りにくくなったりする可能性があります。
なお、新基準の適用目標年度は製品形状により異なり、壁掛け形は2027年度、天井埋込形などは2029年度と定められています。
省エネ基準強化後のエアコン選びで注目すべきポイント
基準強化後のエアコン選びでは、費用を抑えつつ快適な環境を整えるために、以下の省エネ指標を確認することが大切です。
- APF(通年エネルギー消費効率):数値が高いほど省エネ性能に優れ、電気代を抑えやすくなります。
- 省エネラベルの星の数:星が多いほど省エネ性能が高いことを示します。
- グリーンマーク:省エネ基準の目標値を達成している製品に付与されるマークです。
また、部屋の用途によって種類を使い分けるのも検討しましょう。リビングや子ども部屋など長時間稼働する部屋は省エネ性能を優先し、使用時間が短い寝室などは費用対効果を重視する方法があります。
2026年に低価格帯エアコンを購入するなら今すべきこと
低価格帯のエアコンをできるだけ安く、スムーズに購入・設置したい場合は、2026年中から候補機種や工事日程を確認しておくと安心です。
新基準への切り替えが進む前に、以下の4つの行動を優先順序に沿って進めましょう。
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優先順位の把握
家族が集まるリビングや、使用年数が長い部屋など、優先的に交換を検討したい部屋を確認しましょう。 -
まとめ買いの検討
複数台の買い替えが必要な場合は、まとめ買いによって割引交渉がしやすくなる場合があります。 -
販売店・工事店の確保
工事の混雑を避けるため、販売店や工事店の対応エリア、工事日程、追加費用の有無を早めに確認しましょう。 -
補助金制度の確認
国や自治体の補助金制度には予算枠や対象条件があります。利用を検討する場合は、早めに公式情報を確認しましょう。
エアコンのクリーニングは東邦ガスくらしハウスクリーニングにお任せ
エアコンの効きが悪い、ニオイが気になるといった不具合がある場合でも、すぐに買い替えが必要とはかぎりません。使用年数が比較的浅く、汚れやカビが原因と考えられる場合は、クリーニングによって改善する可能性があります。
また、新しくエアコンを購入した後も、定期的に内部を清掃することで、清潔な状態を保ちやすくなります。買い替え前の状態確認や購入後のメンテナンスを検討している方は、東邦ガスのエアコンクリーニングも選択肢の一つです。
東邦ガスでは、お客さまが安心してエアコンを使用できるよう、東邦ガス基準を満たしたプロのスタッフによるエアコンクリーニングを提供しています。
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高圧洗浄
外装パネルやフィルターのほか、ご家庭ではお手入れが難しい内部のアルミフィンやファンまで、専用の薬剤と高圧洗浄で洗浄します。 -
作業前の動作確認
エアコンの基盤部分を養生し、作業前後に動作確認を行います。 -
期待できる効果
カビやホコリを洗い流すことで、ニオイや効きの悪さが改善する場合があります。
エアコンを安く購入するには、価格が下がりやすい時期だけでなく、工事予約の混雑や今使っている機種の状態も確認することが大切です。
10年以上使用している場合や、冷暖房の効きの悪さ・異音・水漏れなどがある場合は、早めに買い替えを検討しましょう。一方で、使用年数が浅く、ニオイや効きの悪さが気になる程度であれば、クリーニングで改善する可能性もあります。
本格的な夏を迎える前に、現在のエアコンの状態を確認し、買い替えやクリーニングなど自分に合った方法を選びましょう。