お役立ち特集

くらしに役立つ情報をお届け!

エアコンが効かない・冷えない原因と対処法を症状別に解説

エアコンの設定温度を下げても冷えないと、故障かもしれない、修理や買い替えが必要なのでは……と不安になりますよね。
エアコンが効かない原因は、フィルターの汚れや室外機まわりの環境、内部部品の不具合などさまざまです。

この記事では、エアコンが冷えない原因の見分け方や対処法、修理・買い替えの判断基準について解説します。エアコンの効きに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

エアコンが効かない・冷えない仕組み

エアコンは、室内の熱を室外へ運び出して部屋を冷やす仕組みをもっています。

室内機は部屋の空気を吸い込み、その熱を冷媒ガスが吸収して冷たい空気を作り出します。室外機で熱を外へ放出した冷媒ガスは再び室内機へ戻り、この循環をくり返して部屋を冷やすのです。 

エアコンが効かないと感じた場合、冷える仕組みのどこで不具合が起きているのかを理解できると、対処方法を判断しやすくなるでしょう。


※生成AIにて作成。

エアコンの効きが悪いと感じても、原因はひとつとは限りません。

風は出ているのに冷たくないのか、冷たい風は出ているのに風が弱いのかによって、確認すべき場所は異なります。
原因を正しく特定するために、まずは状態の切り分けが大切です。

冷媒ガスがエアコンの冷却を担う仕組み

エアコンの冷房運転では、冷媒ガスが室内機と室外機のあいだを循環しながら熱を移動させています。

室内機では、冷媒ガスが空気中の熱を吸収して空気を冷やし、冷風として室内へ送り出します。熱を吸収した冷媒ガスは室外機へ運ばれ、外へ熱を放出したあと再び室内機へ戻る流れです。

冷媒ガスの循環を支えているのが「コンプレッサー」です。コンプレッサーは、冷媒ガスを圧縮して送り出し、その循環を支える重要な部品です。冷媒ガスの流れを生み出す役割を担っているため、エアコンの心臓部ともいわれています。 

冷媒ガスが漏れたり不足したりすると十分に熱を運べず、エアコンからはぬるい風しか出なくなることも。また、コンプレッサーが正常に動作しない場合は冷媒ガスを十分に循環させられず、冷房の効きが悪くなる原因にもなります。

「風が冷たくない」と「風が弱い」の違いと切り分け方

エアコンが効かないと感じたときは、まず「風の温度」と「風の強さ」を分けて確認してみてください。

風は出ているのに冷たくないのか、冷たい風は出るのに風が弱いのかによって、原因や確認すべき場所が異なります。

まずは次の表を参考に、現在の症状を整理してみましょう。

  
		
症状 問題の分類/まず確認すること
風は出るが冷たくない・ぬるい 問題の分類:冷却系(冷媒・コンプレッサー)
確認すること:室外機が温風を出しているか
冷たい風は出るが風が弱い 問題の分類:風力系(フィルター・吹き出し口)
確認すること:フィルターの汚れ・障害物
風がほとんど出ない 問題の分類:風力系(ファン・電装系)
確認すること:リモコンの電池・設定確認

エアコンが効かない原因を場所別に確認

エアコンが冷えない・効きが悪い原因は主に室内機側、室外機側、冷媒ガスや内部部品、エアコンの能力と設置環境の4つに分けられます。

それぞれ確認すべきポイントが異なるため、まずはどこに原因がありそうかを整理していきましょう。

室内機側で確認すべきポイント

エアコンが効かないと感じたら、まずは室内機まわりの状態を確認しましょう。

とくにフィルターの汚れは冷気の流れを妨げるため、冷房効率の低下につながります。フィルター掃除で改善するケースも多く、はじめに確認したいポイントです。

室内機側では、以下の点をチェックしてみてください。

  • フィルターのホコリ・汚れの詰まり
    空気の流れを妨げ、冷却効率が低下します。
  • 吹き出し口・吸い込み口付近の障害物
    家具や棚などが風の流れを妨げると、冷気が部屋全体に届きにくくなります。
  • リモコンの電池切れ・設定ミス
    電池切れや運転モードの設定ミスによって、冷房が正常に動作していない場合があります。

室外機側で確認すべきポイント

室外機は、室内から取り込んだ熱を外へ放出する役割を担っています。

吹き出し口のまわりに障害物があったり、通気が妨げられたりすると熱をうまく逃がせず、冷房の効きが悪くなる原因になるため対処が必要です。

次の表を参考に、室外機まわりの状態を確認してみましょう。

  
		
チェック項目 発生する問題/対処法
吹き出し口周辺に障害物がある 発生する問題:放熱が妨げられ冷却効率が低下
対処法:障害物を撤去し1m以上スペースを確保
直射日光が当たっている 発生する問題:室外機が高温になり放熱できない
対処法:よしずや遮熱シートで日陰を作る
純正でないカバーで覆っている 発生する問題:熱交換が妨げられる
対処法:純正カバーに交換するか撤去
草・雑草に囲まれている 発生する問題:空気の循環が妨げられる
対処法:除草して通気スペースを確保
異音がしている 発生する問題:コンプレッサー故障の可能性
対処法:専門業者に点検依頼

冷媒ガスと内部部品のトラブルによる原因

室内機や室外機を確認しても改善しない場合は、冷媒ガスや内部部品のトラブルが原因かもしれません。エアコン内部にかかわるため、自分で確認や修理を行うのは難しい部分です。

主なトラブルに、次のようなものがあります。

  • 冷媒ガスの漏れ・不足
    配管の亀裂や接続不良などによって冷媒ガスが漏れると、ぬるい風しか出なくなります。
  • コンプレッサーの不調・故障
    正常に機能しなくなると、冷房の効きが悪くなります。
  • 膨張弁・電磁弁の詰まり・故障
    冷媒の流れを制御する部品が故障すると、冷媒が正常に循環しなくなります。
  • センサーの劣化
    室温を正しく検知できなくなり、適切な運転ができなくなります。

いずれも自分で対処するのは難しいため、業者へ点検や修理を検討しましょう。

エアコンの能力と部屋の広さが合っていない場合

エアコンが効かない原因として見落としやすいのが、エアコンの能力と部屋の広さが合っていないケースです。

適用畳数が部屋の広さに対して小さい場合、エアコンが取り除ける熱の量よりも部屋に入り込む熱の量が上回り、長時間運転しても冷えにくくなります。

また、必要な能力は畳数だけで決まりません。木造住宅と鉄筋コンクリート造では断熱性能が異なるほか、大きな窓や吹き抜けのある部屋、天井が高い部屋では外気や日射の影響を受けやすくなります。 

リフォームや引越しによって部屋の広さや使い方が変わった場合は、現在のエアコンの能力が適しているか見直してみるとよいでしょう。

エアコンが冷えないときにすぐ試せる対処法

エアコンが冷えないときは、原因がわかっている場合とわかっていない場合で、取るべき対処が異なります。

原因の見当がついている場合は、その部分にアプローチできますが、原因が特定できない場合は、自分で確認しやすい項目から順番に試していくのがおすすめです。

ここでは、家庭でできる応急処置と冷却効率を高める方法を紹介します。

自分でできる応急処置と改善手順

エアコンの不調を感じたら、以下の項目を順番に試していきましょう。

とくにフィルターの汚れは冷房効率の低下につながりやすく、掃除による改善効果も期待しやすいため、はじめに確認してみてください。 

  1. フィルターを外してホコリを取り、水洗いする
    フィルターのホコリを取り除くと空気の流れがよくなり、冷房効率が上がります。
  2. 室外機周辺の障害物を除去し、通気スペースを確保する
    室外機が熱をうまく逃がせると、エアコンの効きが改善しやすくなります。
  3. 室外機への直射日光をよしずや遮熱シートで遮る
    室外機の温度上昇をおさえると、放熱効率の低下を防ぎやすくなります。
  4. リモコンの電池交換や設定温度を確認する
    設定ミスや電池切れを確認し、冷房が正常に動作しているかチェックしましょう。
  5. 家具の配置を見直し、吹き出し口や吸い込み口をふさがないようにする
    室内の風の通り道を確保すれば、冷気が部屋全体に届きやすくなります。

上記を試しても改善しない場合は、冷媒ガスの漏れや内部部品の故障も考えられます。無理に分解せず、業者へ相談しましょう。

冷却効率を上げる部屋の使い方

エアコン本体に問題がなくても、部屋の環境によって冷房効率が低下する場合があります。

少しの工夫で冷気が行き渡り、体感温度の改善につながりやすくなるため、次の方法も試してみてください。

  • 遮光カーテンやブラインドで直射日光を遮る
    部屋への熱の流入をおさえられるため、冷房効率の向上が期待できます。
  • サーキュレーターを併用する
    冷気は床付近にたまりやすいため、空気を循環させると部屋全体が効率よく冷えます。サーキュレーターは部屋の空気が循環する向きに設置すると、温度ムラをおさえやすくなります。 

上記の工夫によって冷房効率が高まると、エアコンの負担が減り、電気代の節約にもつながります。 

エアコンが効かない場合の修理・買い替えの判断基準

応急処置や環境改善を試してもエアコンが冷えない場合は、修理と買い替えのどちらを選ぶべきか判断する段階です。

故障内容や使用年数によって修理のほうが適している場合もあれば、買い替えたほうが結果的に費用をおさえられる場合もあります。

ここでは、修理と買い替えを判断する目安について解説します。

  • 使用年数5年未満・保証期間内→まず修理を検討
  • 使用年数6〜9年・修理費が安い→修理でも可。費用比較が重要
  • 使用年数10年以上→買い替えを推奨(部品供給終了リスクあり)
  • コンプレッサー・基板の交換が必要→修理費が高額になるため買い替えが有利な場合が多い
  • 故障が頻発している→買い替えのほうがトータルコストで有利

修理が向いているケースと費用の目安

修理が向いているのは、購入からの年数が浅く、故障箇所が限定的な場合です。

保証期間内であれば修理費用をおさえられる可能性があるため、まずはメーカーや販売店へ相談するとよいでしょう。また、温度センサーの不具合など比較的軽微な故障であれば、修理によって改善できる場合があります。

一方で、コンプレッサーなど主要部品の交換は、修理費用が高額になることも。修理費用が大きくなる場合は、買い替えも含めて比較検討するのがおすすめです。

買い替えが向いているケースと機種選びのポイント

エアコンの買い替えが向いているのは、使用年数が10年を超えている場合や、故障が繰り返し発生している場合です。

家庭用エアコンの寿命は一般的に10年程度とされており、使用年数が長くなるほど経年劣化による不具合が発生しやすくなります。メーカーの部品保有期間を過ぎると修理に必要な部品が入手できない場合もあります。

さらに、古いエアコンは現在の機種と比べて省エネ性能が低い傾向があります。以前より電気代が大きく増えている場合も、買い替えを検討する目安のひとつです。 

新しいエアコンを選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。

  • 適用畳数は暖房時を基準に選ぶ
    暖房の適用畳数は冷房より小さく表示されるため、暖房時の畳数を基準に選ぶと能力不足を防げます。
  • 省エネ性能を確認する
    APF(通年エネルギー消費効率)や省エネ基準達成率は、エアコンの省エネ性能を示す指標です。数値が高いほど少ない電力で運転しやすく、長期的な電気代の節約につながります。 
  • フィルター自動掃除機能の有無を確認する
    フィルターの汚れは冷房効率の低下を招きやすいです。フィルター自動掃除機能付きのモデルを選ぶと、汚れによる効きの悪化を予防できます。

エアコンの効きを維持するための日常メンテナンス

エアコンの冷却性能を長く維持するためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。

フィルターや室外機に汚れが蓄積すると冷却効率が低下し、エアコンが効かないと感じる原因になりやすいです。ただし、エアコン内部の汚れは家庭での掃除だけでは対処が難しいことも。

ここでは、自分でできるエアコンのケア方法や頻度とあわせて、プロのクリーニングを活用する方法について解説します。

フィルター掃除と室外機点検の適切な頻度

エアコンの冷却性能を維持するために、定期的なフィルター掃除を行いましょう。 

フィルター掃除は月1回程度を目安に行うのが理想です。ペットを飼っているご家庭や、キッチン近くにエアコンが設置されている場合は、毛や油汚れが付きやすいため、より頻繁な掃除をおすすめします。

また、室外機周辺の点検も忘れず行いたいポイントです。冷房を本格的に使い始める前の4〜5月頃には、雑草や落ち葉、周辺の障害物を確認し、通気を妨げない状態を保ちましょう。

さらに、冷房も暖房も使用しない春や秋には、月1回程度の試運転の実施がおすすめです。 定期的に運転すると、部品の動作不良やにおいの発生を防ぎやすくなります。

汚れによる冷却効率低下をプロのクリーニングで解決する方法

家庭でできるエアコン掃除は、主にフィルターや吹き出し口のお手入れが中心です。

一方で、熱交換器や送風ファンにはホコリやカビが蓄積しやすいものの、家庭でのお手入れだけでは汚れに十分アプローチできません。また、無理に分解して掃除すると、部品の破損や故障につながるおそれがあります。

熱交換器は、室内の熱を吸収して冷たい風を作り出す重要な部品です。熱交換器にホコリやカビが付着すると熱の移動が妨げられ、冷媒が正常に循環していても熱交換の効率が低下し、冷房の効きが悪くなる原因に。こうした内部の汚れを除去する方法として有効なのが、エアコンクリーニング業者による洗浄サービスです。

専門的な知識を持つスタッフが高圧洗浄機を使って熱交換器や送風ファンの汚れを洗い流し、エアコン本来の冷房性能を発揮しやすくなります。結果として、冷却効率の改善や無駄な電力消費の抑制が期待できます。

フィルター掃除などの日常的なメンテナンスに加え、家庭では手が届かない内部の汚れを取り除くために、定期的なエアコンクリーニングも取り入れるとよいでしょう。

エアコンのクリーニングは東邦ガスくらしハウスクリーニングにお任せ

フィルター掃除や室外機の点検をしても、なかなか冷えない状態が続く場合は、エアコンクリーニングを検討するタイミングかもしれません。

東邦ガスのエアコンクリーニングでは、エアコンを分解し、冷房性能にかかわる熱交換器(アルミフィン)や送風ファンの汚れを高圧洗浄で洗浄します。家庭では手が届きにくい部分まで洗浄し、冷房性能を発揮しやすい状態へ整えます。 

また、作業前の養生から洗浄後の試運転まで丁寧に対応しており、お掃除機能付きエアコンにも対応しています。防カビ・抗菌コートや室外機清掃などのオプションも用意されているため、エアコンをより快適な状態で使い続けたい人にもおすすめです。

設定温度を下げてもなかなか冷えない、以前より冷房の効きが悪くなったと感じたら、ぜひ東邦ガスへご相談ください。

東邦ガスくらしハウスクリーニング

のお申し込みはこちら


監修:ハウスクリーニングプラットフォーム「YOURMYSTAR」

関連記事

コラム一覧へ
ページトップ